#7「推しを紹介」闘病記

タイトルを見て、「どこが闘病記やねん!」と思った方が殆どだと思います。ですがこれはれっきとした闘病記です。

なぜなら、この人の存在がなければ、僕の心は辛い抗癌剤の副作用にへし折られてしまっていたかもしれないから。

というわけで、今回紹介させていただくのは俳優の「芳根京子」さんです!

僕の記事を毎回読んでくださっている方は、「知っとるわい!」とツッコミたくなるかもしれません。

以前、靴を買った時に芳根さん着用モデルを購入しましたという報告記事を書いたことがあります。

興味があればこちらもお読みください!!!

さて、なぜこのタイミングで芳根さんの記事を書こうと思ったか、ですが、今年(2026年)の24時間テレビで芳根さんがチャリティーパーソナリティを務められ、それが情報解禁された時の記事に

‟中学生の頃に自身もギランバレー症候群という難病を患った経験があり――”

とあったからです。

もちろん芳根さんが難病を経験されたことは知っていましたし、それを知っていたからこそ僕自身も闘病を頑張れたという節があるのですが、芳根さんがこれまで表立ってご自身の過去を話してこられなかったので、事実関係が不確かで、

事実だとしても、芳根さんはあまり話したくない過去なのではないかと思い、僕も病気に触れることを避けてきました。

今回芳根さんが過去を振り返りながら番組に参加されていたので、僕が闘病中にどれだけ芳根さんに勇気づけられたかを綴りたいと思った次第です。。。

芳根さんとの出会い

僕が初めて芳根さんを認知したのは高校3年の春だったと記憶しています。

朝ドラのヒロインや主演映画など、いくつも代表的な出演作のある芳根さんですが、僕が芳根さんの存在を知るきっかけとなったのは

『心が叫びたがってるんだ』

という映画です。

もともとアニメ映画だったものを実写化したものになります。

ざっくりあらすじを書くと、

話すとお腹が痛くなる”呪い”にかかった成瀬順(芳根京子)は会話をしないようにするため、人との関わりを避けてきた。

ところが地域交流のための実行委員会に担任教諭から強制的に指名され、4人の仲間と本番に向けて活動を開始。

同じく無理やり実行委員にさせられた坂上(中島健人)と時間を共にするうち、順は坂上に恋心を抱くようになるが、呪いのせいで想いを口にすることができず……。

ざっくりこんな感じです!

この物語の中での芳根さんのお芝居が、僕の胸に物凄く刺さりました。

というのも、あらすじにも書いた通り、芳根さんは呪いでしゃべることができないので、主演でありながら、ある時まで殆どセリフがありません。

しかし順が何を思っているのか、どうしたいのかは、表情の機微や芳根さんの纏う空気感でよくよく伝わってきます。

もちろん僕はお芝居なんてど素人ですし、何がよくて何が微妙なのかは判別がつきませんが、『心が叫びたがってるんだ』での芳根さんのお芝居を見て、僕は「なんだこの人は!」と感動したのです。

エンドロールで最初に登場する女性こそ、あの役者さんに違いない。そう思い、僕はエンドロールにかじりつきました。

芳根京子

その名前を見て、すぐに検索をかけました。

Wikipediaですが、容姿、年齢、出身をまずは知りました。

ビジュアルが物凄くタイプで、もちろん「かわいいな!」と思ってはいましたが、僕は不思議と容姿だけではない魅力に駆り立てられているような気がしてなりませんでした。

そして略歴を見てみると、かつてギランバレー症候群という難病を患い、克服したことが書かれていました。

その頃の僕は、ちょうど抗癌剤治療を始めたばかりで、副作用の苦しみと痛み、目の前の絶望に言葉も見つからない状態でしたが、難病を患った芳根さんが、呪いに雁字搦めにされる順の声を必死に出そうとする姿を見て、勇気をもらった気がしました。

それから芳根さんの出演作を調べ、実際に見ました。

まだサブスクがそれほど隆盛していない頃で、一つ一つTSUTAYAでDVDをレンタルしていました。

まず見たのは『表参道高校合唱部』、同時期に上映していた映画『累』と、がらりと雰囲気の変わる作品を見たのですが、

『表参道高校合唱部』では闘病に向き合うための元気をいただきました。

『累』で見せる芳根さんの力強いお芝居には、病気を克服した先の自分の可能性を感じさせていただいているような気がしました。

僕が小説を書き始めたのはちょうどその頃で、芳根さんが僕に勇気をくれたように、僕も病気で苦しんでいる人たちに自分の活躍する姿を見せて、「今は苦しいけど、乗り越えたらこんな素敵な未来が待っている」と希望を与えられるような人間、作家になりたいと思いました。

小説家になれば、それができると思いました。

それから僕は、芳根さんの出演作を見まくりました。芳根さんが出演される映画やドラマはもちろん、番宣稼働のバラエティ番組もすべて拝見しています。

芳根さんの笑顔とキャラクターには、本当にいつも元気と幸せな気持ちを与えてもらっています。

後で詳しく書きますが、僕の目標の1つに「自分の小説が映画化された時に、芳根さんにヒロインを演じてもらう」というものがあります。

実はこの目標、いや、夢を、芳根さんご本人に伝えたことがあるのです!

実際にお会いした芳根さんは「美」の文字が立っている人だった

俳優さんに実際に会える機会といってパッと思い浮かぶのは映画の「完成披露試写会」くらいではないでしょうか?

アイドルやミュージシャンなら、ライブや握手会といったイベントがあるかもしれませんが、役者さんとなると、そういう機会もまーありません!!!

そんな中、芳根さんが2冊目となる写真集を発売することが決まり、事前予約の特典として、

チェキ2s撮影や直筆サインがありました。

そしてお話し会に参加できるチケットが発売されており、僕はチェキや直筆サインの特典は早々に完売していたので、お話し会にだけ参加しました。

1人10秒ほど直接お話ができると聞いていたので、何を話そうかあれこれ考えてはまとまらない毎日を送っていました。

顔と名前を覚えてもらいたい。でも周りと同じことを話していても意味がない。小説を書いていることは絶対に伝えたい。芳根さんのおかげで抗癌剤を乗り越えられたと伝えたいけど、芳根さんは公然と過去の病気について語らないから避けたほうがよさそう。。。

そんな思考がぐるぐると回ったまま、お渡し会当日に。

ルクア大阪の蔦屋書店で行われたお話し会には、さすが芳根さんというべき老若男女問わず幅広い層のファンが列を作っていました。

写真集自体も水着などのいわゆるお色気はなく、日常の芳根京子と俳優の芳根京子の対比を見せる構成。

それでも僕のように若い男性ファンは大勢いましたし、若い女性ファンを見かけると、芳根さんの好感度の高さになぜだかこっちまで嬉しくなってしまいます。

列が進み、書店の奥のスペースが覗き見えるようになると、

「あの向こうに芳根さんがいる……」とこれまで感じたことのない緊張が。

とにかく、小説を書いていることを言おう。そんなやつはいないだろうから。

とにかく覚えてもらいたくて必死です。

そして遂に!!!

芳根さんとご対面~。

少し前から画面越しに聞いていた綺麗な声が聞こえ始め、

「ああ、芳根京子という人は本当に存在するんだ……」と感慨に耽っていたところ、突然の本人です。

「美」です。

印象は「美」。「美」という漢字が目の前に立っていました。

はっと我に返った僕は

「勇飛といいます」と自己紹介。

「ゆうひくん」と芳根さんは笑顔に(おや、俺に惚れてる?(そんなわけない))。

「小説を書いてます。いつか僕の小説が映画化されたら、芳根さんに主役を演じてもらいたいです!」

一息に言い切ると、すでに僕の時間は終了です。

「おお! 小説、すごい! 絶対一緒にお仕事しましょう!」

満面の笑みの芳根さん。

温かい言葉と柔らかくも力強い声。感嘆すら忘れるほどの美貌とすべてを包み込むような微笑みに、僕はほわわんとその場に立ち尽くし、係の人に肩を引っ張られながら退場しました(摘まみ出されたわけじゃありませんよ!笑)。

僕は割と上手に話せた気がしています。名前もきちんと言って、芳根さんと叶えたいことも伝えられ、大満足で話し会を終えました。

僕は律儀にも、当日の芳根さんのInstagramのストーリーのスクショを残していました笑

このお顔、お化粧、衣装の芳根さんにお会いし、お話したのです!!!

写真集は、お話し会を終えて、書店を出る時にいただきました。

そして僕は、芳根さんに伝えた目標を達成するために、これよりずっと前からある準備をし続けているのです。

僕の小説が映画された時にヒロインを演じてもらいたい!

お話し会で僕が芳根さんに伝えたのは、「いつか僕の小説が映画化されたら、芳根さんに主役を演じてもらいたいです!」です。

その目標を叶えるために、僕は小説を書く時、ヒロインのモデルとして芳根さんのお芝居をイメージすることが多々あります。

最近はモデルをイメージすることもなくなったのですが、当時のゆうひくんは製作委員会が「このヒロインは芳根さんがぴったりじゃないか?」と原作者が指示せずともキャスティングされるようにという野望と下心を持って小説を執筆していました笑

二十歳の頃に書いた『地獄の門』という小説があります。

この作品のヒロインはまさに芳根さんです。芳根さん本人というよりは、お芝居をしている芳根さんなんですけどね。

とにかくモデルは芳根さんです。

そしてヒロインの設定は三十歳。

執筆当時の僕が二十歳なら、芳根さんは二十四歳です。

なぜ芳根さんに演じてもらいたいヒロインを三十歳の設定にしたかというと、

「この小説で賞を取り、書店に並ぶのがおよそ2年後、ぼちぼち売れて文庫になるのがその3年後、映画化となれば、芳根さんが三十歳になるかならないかくらいじゃないか?」

そんな非常に気持ち悪い推測を抱きつつ、映画化をイメージしながら作品の構想を練っていたからです。

結局『地獄の門』での受賞は叶いませんでしたが、僕が個人的に好きなストーリーということもあり、Amazonで出版しています。

そしてAmazonで出版したのが2023年の秋。

なぜこの時期だったかというと、当時僕は23歳、芳根さんが二十七歳。

望みは薄いけど、本を出していれば、誰かの目に留まって映画化なんて旨い話も可能性がゼロではないと信じたからです。

映画化の話が持ち上がるまでに早くて3年。

その3年は今年、早くも過ぎようとしていますが、今年映画化となれば、芳根さんはちょうど三十歳になる年で、ヒロインとはぴったり年齢が重なります。

そんな青写真を描きながら、僕はなんとかして夢を叶えようとしていますが、なかなかうまくはいきません。

結局、何が言いたいかというと、僕の野望と下心を発表したいわけではなく、それくらい僕にとっては芳根さんが大きな支えになり、辛い闘病生活を乗り越えられたということです。

抗癌剤治療をしている時、芳根さんがいなかったらどうなっていただろうと考えるのは無粋です。

むしろ僕は、抗癌剤治療のタイミングで芳根さんと出会えたことに不思議な御縁を感じました。

いつかご本人にお会いして、闘病の支えになっていただいたこと、苦しい中で希望を与えてもらえたこと、実際にお会いしたことがあることを、10秒ではなく、ゆっくりとお伝えしたいですね。


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