『オペラ座の怪人』~美しき愛の破滅~

一番好きな物語は何ですかと訊かれたら迷いなく答えます。

オペラ座の怪人

ストーリーも舞台も映像も音楽も、こんなにも美しい物語は他に類を見ません。

そんな大好きな『オペラ座の怪人』を徹底的に解剖して、その魅力に迫りたいと思います!!!

あらすじを書く前に、物語の核となるキャラクターを3人、簡単に紹介します。

あらすじがすっと入ってくるようになるでしょう。

ファントム(オペラ座の怪人)

オペラ座の地下に住み、天才的な才能でオペラを作曲している。バレリーナのクリスティーヌの才能を見抜き、「音楽の天使」として声楽を指導。

クリスティーヌをスターにするため、オペラ座で次々と怪事件を起こす。

その存在を知るのはごく一部の関係者だけで、みんなは幽霊が住み着いて、怪奇現象を起こしていると思っている。

物語が進むにつれ、欲望が暴走し……。

クリスティーヌ・ダーエ

オペラ座の寄宿生。バレリーナ兼コーラスガールだったが、プリマドンナの舞台降板で代役を務め、一気にスターに駆け上がる。

自分に声楽を指導してくれた「音楽の天使」に心酔する中、幼馴染のラウルがパトロンとなり、音楽と恋の間で心が揺れる……。

ラウル・ド・シャニュイ子爵

新たなパトロンとしてオペラ座に現れ、幼馴染のクリスティーヌと再会。熱烈に恋に落ちる。

スターに駆け上がるクリスティーヌの陰に「音楽の天使」という危険な人物がいることを知り、彼女から切り離そうと奔走。

クリスティーヌをファントムから守るため、やがてファントムと剣を交えるが……。

19世紀末・パリのオペラ座では夜毎華やかな舞台が催されていた。

ある日、長年の支配人が引退を決め、新たな支配人が就任する。それと同時にラウル・ド・シャニュイ子爵がオペラ座のパトロンとなった。

夜の公演を控え、ゲネプロが行われる中、大道具が落下する事件が起こり、「最近おかしな事件ばかり起こる」と機嫌を損ねたプリマドンナが舞台を降板してしまう。

代役に抜擢されたのは踊り子のクリスティーヌ・ダーエで、彼女は「音楽の天使」に指導された美しい歌声で聴衆に受け入れられる。

今夜のスターがかつての幼馴染だと気づいたラウルはクリスティーヌの楽屋を訪ね、夕食に誘う。

ラウルとの食事の準備を始めたクリスティーヌの元に「音楽の天使」を名乗る仮面の男・ファントムが現れ、クリスティーヌはファントムの地下の隠れ家へと連れられる。

地下に広がる音楽の王国に陶酔したクリスティーヌはそこで一夜を過ごし、目覚める。

そこでファントムの仮面の下を覗いてしまい、ファントムの逆鱗に触れる。

一方、ラウルは食事に現れず行方不明になっているクリスティーヌを捜索している。

ファントムはラウル、支配人、そしてプリマドンナに「クリスティーヌを返す代わりに私の要求を飲め」と手紙を書いており、次回作ではクリスティーヌを主役に、プリマドンナはセリフのない脇役に回るよう要求した。

ところが激昂したプリマドンナと支配人はファントムの要求を拒否し、クリスティーヌをセリフのない端役として起用する。

するとオペラの本番中にファントムが現れ、「要求を飲まなかったおまえたちに災いが降りかかる」と言い残し、姿を消す。

その結果プリマドンナは声が出なくなり、ファントムの後を追った人物が絞殺され、舞台上で死亡する。

公演は中止となり、ラウルはクリスティーヌを守るため、2人でオペラ座の屋上へと向かう。

ファントムの恐ろしい素顔が頭から離れず恐れおののいていることを告白するクリスティーヌ。ラウルはクリスティーヌを必ず守ると誓う。

そして2人は愛を誓い合い、婚約する。

2人の愛の誓いを目撃したファントムは自分を裏切ったクリスティーヌと、クリスティーヌを奪ったラウルに対しての恨みを叫び、姿を消す。

オペラ座に平穏な時が訪れるが、新年を祝う仮面舞踏会でファントムが現れる。

手にはオペラのスコアを持っており、公演に向けていろいろと注文をつける。

殺人犯として追われるファントムを捕らえるため、ラウルはクリスティーヌが主役を歌う公演に銃を持った警察官を配備する。

そんな中、ファントムは大胆にもクリスティーヌの相手役として舞台に姿を現し、隠し通路でクリスティーヌを地下へと拐う。

2人を追って地下の隠れ家へとやってきたラウルだったがファントムに捕らえられ、絶体絶命の状況に。

ファントムはクリスティーヌに「ラウルを救うために私と結ばれるか、私を拒絶してラウルを殺すか」どちらかを選べと迫る。

クリスティーヌがファントムを哀れみながら、ファントムと唇を重ねると、ファントムは涙を流し、ラウルを解放する。

クリスティーヌも手放し、2人に地上へと帰るよう促す。

すでに隠れ家には追手が迫っており、1人残ったファントムはクリスティーヌへの愛を叫びながら、姿を消すのだった。

名ナンバーの文学的配置の成功

オペラ座の怪人といえば、1にも2にも音楽です。

「劇団四季」の印象が強いかもしれませんが、元々はブロードウェイのミュージカル。

ブロードウェイで上演していたものを、劇団四季が日本語に訳して何十年と上演し続けているわけです。

メインテーマはテレビ番組などでも頻繁に使われ、誰しもが耳にしたことがあるはずです。

舞台も、そんなメインテーマで幕が上がるわけです。

そしてあらすじでも書いたように、クリスティーヌがプリマドンナの代役を見事に歌い上げ、方々から賞賛されます。

そんなクリスティーヌの元にやってきて、「あんなに素敵な歌声だったなんて!」と同僚のバレリーナが話しかけてきます。

そこで歌われるのが

Angel of music

です。

日本語にすると、「音楽の天使」。

そうです。キャラクター紹介、あらすじでも散々登場したあの「音楽の天使」です。つまり怪人のことです。

そして最初に「Angel of music」が高らかに歌われた直後、ラウルがクリスティーヌを食事に誘います。

それを見ていたファントムが同じメロディーに乗せてラウルへの怒りを歌にします。

ナンバーの名前は

「Angel of musicーーthe mirror」

で、音楽の天使ことファントムが楽屋の大きな鏡の向こうから妖しい歌声と共に初めてその姿を見せます。

その後も「Angel of music」の旋律は随所に登場し、物語を最後まで導くまさに「Angel」となるのです。

The phantom of the Opera

鏡の向こうの隠し通路に誘われたクリスティーヌがファントムの手を取った瞬間、

ジャーン、ジャ、ジャ、ジャ、ジャ、ジャーン

というあまりに有名なテーマが流れます。

物語のタイトルでもある「The phantom of the Opera」です。

日本語にすると「オペラ座の怪人」。

言ってみれば、音楽の天使=オペラ座の怪人ですから、同一人物を指すタイトルのナンバーが複数あるのも面白いですよね。

ただ、先述の「Angel of music」はファントムと同義語ですが、ファントムの歌ではありません。

「Angel of music」は全編を通してクリスティーヌの歌であり続けるのです。

というのも、クリスティーヌが胸に抱える葛藤の場面でその旋律が流れ始め、時に彼女の感情と共に盛り上りを見せていくからです。

一方「The phantom of the Opera」は、その名の通りファントムの歌です。

物語の幕を開けるナンバーであることはもちろん、ファントムが最初に姿を見せる時、要求を飲まなかった公演に姿を現した時、殺人を犯した時、クリスティーヌとラウルへの恨みを叫ぶ時、仮面舞踏会で舞い戻った時、オペラ座の舞台で焼けただれた素顔を公にした時、そして、オペラ座の巨大なシャンデリアを落下させて火災を起こし、クリスティーヌを隠れ家に連れ去った時、その旋律は「ファントム」という不吉な存在が行動を起こす時に決まって流れるテーマ曲なのです。

突発的で爆発力のある音から始まるだけに、物語の転換点を明示する装置としても優秀で、その見事な緩急は一瞬にして空気を変えてしまうのです。

ここに、『オペラ座の怪人』や『キャッツ』の音楽、脚本を手掛けたアンドリュー・ロイド・ウェバーが現代のモーツァルトと呼ばれる所以を僕は感じます。

All I ask of you

さて、クリスティーヌのテーマ、ファントムのテーマとくれば、最後はそうです。

ラウルのテーマ曲です。

といっても、「All I ask of you」は「Angel of music」、「The phantom of the Opera」と比べると演奏機会はそう多くありません。

ですが、物語の第一部のラストでクリスティーヌとの愛を誓うラウルが歌い、クリスティーヌがデュエットします。

オペラ座の怪人屈指の名曲で、僕は一番好きなナンバーです。

このナンバーで愛を誓い合う2人を目の当たりにしたファントムは、ラウルとクリスティーヌが屋上を後にしてから、「All I ask of you」の旋律に乗せて、2人への恨みを爆発させます。

そしてクリスティーヌをオペラ座の舞台から隠れ家に連れ去る時、ファントムはかつて屋上でラウルに見せつけられたことをそのままし返すかのように、「All I ask of you」を歌い上げ、芝居も忘れて「クリスティーヌ……」と呟くのです。

ファントムからクリスティーヌを取り戻したラウルが彼女と地上へ戻る際にも、うっすらと「All I ask of you」が流れます。

3曲の共通点

ここまで紹介した3曲には共通点があります。それは、それぞれのナンバーに、必ずファントムが呼応するという点です。

たとえば「Angel of music」はクリスティーヌが歌い、その後ファントムが地下の隠れ家に誘導する際にその旋律を拝借。そして一気に物語が加速するクライマックスの序章でも、ファントムはクリスティーヌの心に棲みついたかのように「Angel of music」を歌います。極めつけは地下の隠れ家で、ファントムがクリスティーヌから口づけされる場面で最高潮の「Angel of music」がバックグラウンドで流れているのです。

「The phantom of the Opera」は先程分量を割いたように、様々なところで物語の空気が一変する箇所で存在感を示します。

「All I ask of you」も、ラウルがクリスティーヌに対して歌い出し、あまりに美しい二重唱となった後、ファントムが1人、その旋律を物々しく歌い上げます。

そして、オペラ座でのオペラ公演の中にまさに「暴走」したファントムが「All I ask of you」を強引にねじ込み、ラウルと同じ言葉でクリスティーヌに愛を伝える……。

つまり、ファントムはオペラ座の中でクリスティーヌが誰に何を話し、誰に何を言われたかすべてを把握している、ストーカーなわけです。

だからこそ、クリスティーヌが歌うナンバーにはすべて絡んでくる。その才能と美貌、若さへの独占欲が狂気の愛と化し、ファントムを駆り立てるのです。

それが音楽で見事に表現され、物語が進むにつれて同じ旋律でも違う意味、歌詞を持って迫力を増すのです。

『オペラ座の怪人』には「Think of me」や「Masquerade」、「The point of no return」など数々の名曲がありますが、極端なことを言えば、

「The phantom of the Opera」と「Angel of music」、「All I ask of you」の3曲で構成されていると言っても過言ではありません!

と、言いながら、もう1曲。

ファントムが唯一、他者の介入を許さないナンバーがあるのです。

これなしには語れない The music of the Night

「The phantom of the Opera」を歌いながらクリスティーヌを地下の隠れ家へと誘ったファントムが、隠れ家で朗々と1人歌い上げるのが「The music of the Night」です。

この歌には、ファントムの理想が詰まっています。

地下の隠れ家が世界のすべてだったファントムですが、溢れんばかりの才能でオペラ座を支配し続けてきました。才能があるだけでなく、頭もいいのです。

そんなファントムが作り上げた地下の隠れ家は、豪華絢爛。無数の燭台が並び、すべてに蝋燭の火が灯っています。金縁の巨大な鏡が複数枚あり、鏡にかけられたクロスは豪勢なペルシャ仕様です。

作曲のためのピアノが置かれ、舞台演出に使うミニチュアサイズの劇場、そして設えられたベッドは大きな鳥を模しており、地下と地上を行き来する手段は舟と馬です。

地下の隠れ家で理想の音楽を追い求めてきたファントムからすれば、自分が惚れ込んだクリスティーヌという美貌と才能をこの場所で”所有”することで理想郷――音楽の王国が完成するわけです。

ファントムは「The music of the Night」の中でクリスティーヌにプロポーズめいた言葉をたくさん投げかけます。

新しい未知の世界へ2人で旅立つのだ、君は私の者、私の音楽に翼を与えられるのは君だけ……などなど。

熱い言葉の数々とファントムが持つ妖しい歌声にクリスティーヌは陶酔していきます。

そして「The music of the Night」が次に流れるのは、最後の最後なんです。

クリスティーヌを連れ去り、ラウルを人質に力づくで愛を誓わせようとしたファントムにクリスティーヌが口づけをし、ファントムは憑き物が落ちたように清々しい表情になり、ラウルとクリスティーヌを解放します。

2人が「All I ask of you」を歌いながら去っていくのを眺めながら、「私の音楽に翼を与えられるのは君だけ」と「The music of the Night」へと変奏していき、最後はがっつり「I’ts over now the music of the night!」(英語できないのでたぶん実際に言っているのとは違うと思いますが、僕の耳にはこう聴こえる)と「The music of the Night」を歌い上げ、物語は幕となるのです。

オペラ座が舞台ということもあり、全編通して音楽が流れ続ける『オペラ座の怪人』。その殆どがデュエットだったり、合唱だったり、複数人で歌う重唱として物語を盛り上げていきます。

ファントム自身も、先述の通りクリスティーヌとラウルのナンバーを引き継ぎ、歌に感情をぶつけていきます。

ところがファントムのナンバーである「The phantom of the Opera」と「The music of the Night」は誰かが呼応することもなく(The phantom of the Operaはクリスティーヌが歌うけど言ってみれば催眠術に掛かっているようなもので、はっきりと自分の意思で歌っているわけではない)ファントムは1人孤独に自分のナンバーを歌い続けるのです。

それに気づくと、聴けば聴くほど、観れば観るほど哀しく、しかし愚直なほどまっすぐなファントムに心惹かれていくのです。

ミュージカル映画のキャッチコピーは「哀しくも美しい愛の物語――」です。

全編通して文学的な配置をされた音楽によって表現されたキャラクターの関係性がまさにその通りだと思わせてくれます。

小説/舞台/映画はそれぞれ主人公が別!

ここまで語ってきた『オペラ座の怪人』ですが、個人的にすごく面白いと思っているのが、原作小説、舞台版ミュージカル、映画版ミュージカルでは主人公が異なって見えるという点です。

もちろん、物語のタイトルになっている『オペラ座の怪人』が主人公でないわけはないのですが、作り手がどのように焦点を当てるかで物語においての重要度がまるで違って見えるのです。

最後になりますが、この物語の「主人公」という点に焦点を当てたいと思います。

小説版『オペラ座の怪人』の主人公はラウル

ガストン・ルルーの書いた原作小説はミステリーホラー小説です。

内容もミュージカルとは大きく異なりますが、オペラ座で奇怪な事件が起こり、「ゴーストが住み着いているらしい」という噂が流れ、人々は恐れをなしていました。

そんな中クリスティーヌに目をつけたファントムが彼女を拐い、恋人のラウルがクリスティーヌを救うために広大なオペラ座の地下を冒険する。

最後にはファントムとの頭脳戦を受けて立ち、オペラ座で起きる怪事件に決着をつけるのです。

このように、原作小説ではファントムもクリスティーヌも殆ど登場しません。

視点人物という役割に当てはめていいものかは何とも言えないところですが、読者である僕たちはラウルの行動によって物語を進めることができ、また、ラウルがヒーロー役として、物語の重要な役割を担っているのは明白です。

ミュージカル版『オペラ座の怪人』の主人公はファントム

現在も日本だと劇団四季で上演されている舞台版では、原作ではその姿をはっきりと現さないファントムにぐーっとフォーカスしています。

でも、開演からクリスティーヌを地下の隠れ家に連れていくまでははっきりとその姿が見えないのは、原作ファントムの影感の名残というか、あえてそういう脚本にしたのでしょう。

そしてクリスティーヌの前に姿を見せたファントムは、そこから圧倒的な存在感で結末まで走り抜けることになります。

反対に舞台版ではラウルの影がかなり薄くなり、あくまでクリスティーヌの恋人に過ぎません。

「All I ask of you」を歌ったり、クリスティーヌを助けに行ってファントムに捕らえられたりと出番はありますが、ヒモ感は否めません。(ただ、歌唱力は求められるので決して簡単な役ではない)

映画版『オペラ座の怪人』の主人公はクリスティーヌ

舞台版と映画版の脚本は殆ど変わりません。

ナンバーの構成も殆ど同じで、「だったらやっぱりファントムの物語でしょ?」と思いたくなるのですが、

舞台版と映画版では決定的な違いがあります。

それは、

クリスティーヌの葛藤

が映画版ではよくよく描かれているのです。

これは舞台と映画の持つ特性による差であって、どちらが良い悪いではありません。

映画版では、舞台では描ききれないクリスティーヌのナイーヴな内面をしっかりと描き、舞台での遠い客席には伝えきれない表情の演技にフォーカスすることで、ファントムとラウルの間で揺れ動くクリスティーヌを表現することに成功しているのです。

三角関係の中心でラウルとファントム、音楽と恋愛の狭間での長い葛藤と苦しみの果てに、クリスティーヌはラウルを救うためにファントムにその身を捧げます。

クリスティーヌの決断、そして勇気と愛情に溢れた行動でファントムは救済され、自らも頑丈なしがらみから解放されます。

そしてラウルと結ばれて幸せになるのですが、最後の最後、ファントムは姿を消した後もクリスティーヌの傍にい続けたことが演出によってわかります。

映画は、現代からラウルやクリスティーヌの若かりし時代に時を戻し、最後は先立ったクリスティーヌのお墓参りで静かに終わっていくのですが、これは舞台版にはない脚本部分なんです。

舞台版は始まりこそ映画と同じように時代を遡るところから物語が始まるのですが、ラストシーンは地下の隠れ家です。

ファントムが置いていった仮面にスポットライトが当たり、幕です。

映画であえて付け足したクリスティーヌのお墓を参るシーンはまさに、映画版の真の主役はクリスティーヌであることを物語っているのです。

まとめ

ここまで長々と書きましたが、言いたいことはただ1つ。『オペラ座の怪人』は面白いということです。

その魅力はファントムの隠れ家よりもっとずっと深いところまで続いています。僕はその沼に吸い込まれてしまい、原作小説、舞台版ミュージカル、映画版ミュージカルを繰り返し観てしまう体になってしまいました。

映画版にいたっては、散々TSUTAYAでレンタルをした後に、映画の公開から20年近く経って(公開時僕は4歳なのでリアルタイムでは観れていない)、豪華版のDVDボックスを買うという珍しいことをしています。

メイキングもしっかり見ました。とにかくクリスティーヌ役のエミー・ロッサムがかわいい! 撮影当時は16歳らしく、少女らしい可憐さがありながら16歳とは思えない色気に僕は心を射抜かれてしまいました。

三位一体の究極の三角関係が織りなす極上のロマンス劇はいつまでも多くの人に愛され、語り継がれていくでしょう。

僕の心にはファントムが棲みつき、クリスティーヌの歌声が響き続けています。憧れの音楽の王国を夢見ながら、ラウルのように清く正しく、ただ1人の愛する女性と巡り会える日が来ると信じて、僕は僕の人生を歩んでいます。


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